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テーマは「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」。美術史家の松下哲也氏ら3名によるトークイベントがゲンロンカフェで7月22日に開催
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印刷2023/07/14 16:45

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テーマは「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」。美術史家の松下哲也氏ら3名によるトークイベントがゲンロンカフェで7月22日に開催

 ゲンロンは,「いまこそ語ろう、ゼルダの伝説──『ティアーズ オブ ザ キングダム』と任天堂の軌跡」と題したトークイベントを,東京・五反田のゲンロンカフェで2023年7月22日19:00から開催する。

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 本企画は,最新作「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」をはじめとする「ゼルダの伝説」シリーズが人気を集める理由や,ほかのゲームとの違いといったテーマで有識者が話し合うものだ。

 ゲストとして,自らをゼルダ信者と称し,美術史と大衆文化史の研究者でもある松下哲也氏が登壇し,ゲーム以外のカルチャーと比較しながら,シリーズの魅力について考察していくという。

 トークシリーズ「ニッポンのマンガ」の第20回として実施されるため,おなじみのメンバーである漫画家の大井昌和氏と,ライター・物語評論家・漫画原作者のさやわか氏も出演する。

 会場観覧チケットはPeatix(外部リンク)にて3000円で販売されており,インターネット配信チケットもシラス(外部リンク)が1485円,ニコニコ生放送(外部リンク)が1500円で提供される(いずれも税込)。

 松下氏からのメッセージも届いているので,興味のある人は以下のリリース文をチェックしてほしい。

「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」公式サイト


松下哲也×大井昌和×さやわか
「いまこそ語ろう、ゼルダの伝説──
『ティアーズ オブ ザ キングダム』と任天堂の軌跡」
【ニッポンのマンガ #20】開催のご案内

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 株式会社ゲンロン(本社:東京都品川区、代表:上田洋子)は、イベントスペース・ゲンロンカフェにて、2023年7月22日(土)19:00より、近現代美術史・キャラクター表現論を研究する松下哲也さん、マンガ家の大井昌和さん、そしてライター・物語評論家・マンガ原作者のさやわかさんによるトークイベント「いまこそ語ろう、ゼルダの伝説──『ティアーズ オブ ザ キングダム』と任天堂の軌跡」【ニッポンのマンガ #20】を開催いたします。現在、会場観覧チケットが発売中のほか、シラスなどインターネット配信でもご覧いただけます。

【イベント概要】

 今年5月12日に発売された『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が話題です。2017年の前作『ブレス オブ ザ ワイルド』は数々の主要なゲーム賞を獲得するなど多くのユーザーから好評を博しました。待望の続編として発売された本作は、発売からわずか3日で世界販売本数1000万本を突破する記録的大ヒット。遊びの幅が広く自由度が高いプレイが可能で、SNSでは本作のプレイ動画が連日投稿され賑わっています。

 初代『ゼルダの伝説』は1986年に発売。「スーパーマリオブラザーズ」シリーズとともに、世界中のゲームファンから長く支持される任天堂の人気シリーズです。

 なぜ「ゼルダの伝説」シリーズは根強い人気なのか?「ゼルダの伝説」は他のゲームとなにが違うのか?本作『ティアーズ オブ ザ キングダム』は本当に面白いゲームなのか?

 この度ゲンロンカフェでは、「ゼルダの伝説」に並々ならぬ思い入れがあるという美術史家の松下哲也氏をお招きし、人気トークシリーズ「ニッポンのマンガ」でお馴染みの大井昌和氏とさやわか氏がお相手となり、「ゼルダの伝説」についてたっぷりと語り合っていただきます。

 松下氏は、以前には美術史的な観点から『ブレス オブ ザ ワイルド』を論じて話題を呼びました。ゲーム史の流れだけでなく、美術などゲーム以外のカルチャーと比較して「ゼルダの伝説」をどのように考えることができるのか。ゲンロンカフェならでは白熱トークをご期待ください!

登壇者の松下哲也さんから

 「ゲームでしか味わえない感動がある。」というキャッチコピーがあります。『ゼルダの伝説 時のオカリナ』発売時の宣伝文句ですが、これは当時右肩上がりで向上していたゲーム機の性能を動画や音声などゲームとは直接関係のない要素のために使う傾向にあった同時代の大作に対する批判だったのではないかと思います。

 ゼルダシリーズは物語よりもプレイ体験を重視した「ゲーム」であるがゆえに、もともと一貫した世界設定を持っていませんでした。ところが、2011年に出版された『ハイラル・ヒストリア』において、同シリーズがじつは『時のオカリナ』のあとに複数の時間軸に分岐した並行世界モノだったのだという後付けの設定が付加されます。

 この「大きな物語」を提示したあとに作られた『ブレス オブ ザ ワイルド』は、シリーズを『∀ガンダム』の「黒歴史」と同様の概念のもとに総括したマップをプレイヤーに提供しました。過去作を引用した廃墟や地形を巡るプレイ体験は、ロマン主義における崇高あるいはピクチャレスクの美学そのものです。そして、この世界を踏襲した最新作『ティアーズ オブ ザ キングダム』は、おどろくべきことに前作のロマン主義的体験をSF的なセンス・オブ・ワンダーに昇華しています。

 ……なんてこった! 「ゲームでしか味わえない感動」が近代の美術と文芸の歴史を再現しているぞ。これはいったいどういうことなんだ!

 ということを、『時のオカリナ』発売時ゲームやりたさに高校の試験をサボってエラい目にあったゼルダ信者の立場から、だけじゃなくて、もちろん美術史と大衆文化史を専門としている研究者の立場からもお話ししたいと思います!

登壇者プロフィール

松下哲也(まつした・てつや)

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1981年大阪府生まれ。多摩美術大学を経て國學院大學にて博士(歴史学)。現在、京都精華大学マンガ学部准教授、同国際マンガ研究センター研究員。近現代美術史とイラストレーション史を基盤にして、マンガ、アニメなどのキャラクター表現とその歴史を研究している。著書に『ヘンリー・フューズリの画法 物語とキャラクター表現の革新』(三元社)。ほか商業媒体にて執筆多数。

大井昌和(おおい・まさかず)

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第三回電撃ゲームコミック大賞銀賞。
月刊電撃コミックガオ!にて『ひまわり幼稚園物語あいこでしょ』でデビュー。
主な作品は『ちぃちゃんのおしながき』『おくさん』『明日葉さんちのムコ暮らし』『ヒメコウカン』など。

さやわか

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1974年生まれ。ライター、物語評論家、マンガ原作者。〈ゲンロン ひらめき☆マンガ教室〉主任講師。著書に『僕たちのゲーム史』、『文学の読み方』(いずれも星海社新書)、『キャラの思考法』、『世界を物語として生きるために』(いずれも青土社)、『名探偵コナンと平成』(コア新書)、『ゲーム雑誌ガイドブック』(三才ブックス)など。編著に『マンガ家になる!』(ゲンロン、西島大介との共編)、マンガ原作に『キューティーミューティー』、『永守くんが一途すぎて困る。』(いずれもLINEコミックス、作画・ふみふみこ)がある。

開催概要

日時:2023年7月22日(土) 19:00〜
会場:ゲンロンカフェ(東京都品川区西五反田1-11-9 司ビル6F)
会場観覧:3,000円(税込)Peatixにて発売中http://ptix.at/F7hulW
インターネット配信:シラス 1,485円(税込) https://shirasu.io/t/genron/c/genron/p/20230722
ニコニコ生放送 1,500円(税込)https://live.nicovideo.jp/watch/lv341888533
※シラスは放送終了後半年間、ニコニコ生放送は7日間のアーカイブ視聴が可能です
  • 関連タイトル:

    ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム

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